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フジロックは、1997年夏に誕生した国内最大級の野外ロック・フェスティバルです。「自然と音楽の共生」をテーマに、富士山麓の大自然の中で産声を上げました。

ところが第一回は大型台風の直撃を受け、2日目が中止となる非常事態に。主催者も参加者も「共生」どころか自然の猛威に屈するかたちで、フェスティバルのあり方についても多くの課題を残す初回となってしまいました。そして翌年の東京・豊洲開催を経て、1999年からは本来の理想である大自然の中に戻り、新潟県・苗場スキー場に会場を移して現在に至ります。

初回の失敗で学んだことを活かし、試行錯誤を繰り返しながら回を重ねてきたフジロックーーそこには、日本初の本格ロック・フェスを成功させようと協力を惜しまない、参加者の熱い思いがいつもありました。そのおかげで、年々、天候への備えはもちろん、その他のアトラクション、出店、NGOブースなども充実。開催地の皆さんとの交流や信頼関係も築かれ、今ではロック・ファンのみならず“日本の夏の風物詩”として広く知られるまでになったことはご存知の通りです。

2016年には記念すべき20回目の開催を迎えることができましたが、その一方で、近年は安定ゆえの“油断”が、会場内でのマナーの低下やゴミ問題となってあらわれています。

かつてフジロックは、海外のメディアから「世界一クリーンなフェス」と讃えられました。それは常に参加者とともに作って来たフジロックを象徴するキャッチフレーズであり、みなさんひとりひとりの協力によって実現した素晴らしい成果でした。

2018年は苗場で20回目の開催となる節目の年ですが、今一度、初心にかえって、私たちのフジロックを再び作り上げましょう。

「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」の3原則は変わりませんが、特別な3日間をさらにスペシャルなものにするために、あともう少し、みなさんの力を貸してください。

もちろん、100人いれば100通りの楽しみ方があります。思い思いのやり方で、フジロックを満喫してください。その上で、参加者のみなさんそれぞれが、心地良い空間を共有し、最高の夏の思い出を作るために何ができるか、何をすべきかを考えてもらえたら、フジロックはまた新しい段階に進み出していくことでしょう。

主催者、参加者が共に作り上げるフェスティバル、それがフジロックです。

 
 

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